2009年5月26日火曜日

はてブ+で気軽に「お気に入り」に追加出来るようになった

はてなブックマークプラスで一番嬉しいのは、
今までより気軽に「お気に入り」に入れられるようになった!ということです。


はてなブックマークの「お気に入り」というのは、自分の「お気に入り」のユーザーがブックマークした記事と、それに対する「お気に入り」ユーザーのコメントが流れているページのこと。


私は現在、122人をお気に入りに入れています。
今までは、これを分類する手立てがなかった。それがブックマークプラスによって、タグごとの分類が可能になりました。


どういうことかといいますと。

「お気に入り」が集めてきた新着記事とそのコメントをダラーっと見ているのにも時間がかかります。重要な情報を見逃したくないから、そんなに「お気に入り」を増やすことが出来ない。
でも集まる情報量は多い方がいいから「お気に入り」は増やしたい。
今まではそんな感じでした。

それがタグでの分類によって
(私にとって)重要度の高い情報を多くブックマークする人たちの群(私の場合なら携帯サイトやSNSサイトの情報など)をタグ「1」、次に重要度の高い情報を多くブックマークする人たちの群(はてなに関する情報など)をタグ「2」、・・・重要度の低い情報を多くブックマークする人たちの群(2ちゃんのスレとかニコニコ動画とか)をタグ「5」などとします。

忙しい時はタグ「1」だけをざっと見る、あるいは「1」と「2」だけ、休日で暇だからゆっくり全部のお気に入りを見よう、ということが可能になりました。

これにより情報収集精度が上がると同時に、今までは雑多な情報を排除するために、(私にとって)重要度の高い情報をブックマークする人だけに絞ってしか「お気に入り」に入れられなかったのが、自分には全然関係ない情報ばかりブックマークしている人も「お気に入り」に入れられるようになりました。そういう人には重要度の低いタグを付けておけばいいからです。

これで1000人でも2000人でも安心して「お気に入り」に入れられます(これはブックマークのお気に入り(上限500人)からじゃなくてプロフィールの方からじゃないと出来ないみたいですが(ギョッ!))。
全然関係ない情報ばかり集めているユーザーを通して、自分に予想外の記事との出会いが生まれるかもしれません。嬉しい。



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それにしても、はてブのお気に入りページはとても気に入っています。
  • 記事タイトルとそれに対する「お気に入り」ユーザーの100字以内のコメントだけが並んでいるのはパッと見てすぐにその記事の取捨選択の判断が出来る適切な文章量である
  • 「お気に入り」の人の行動がぼんやりチェックできる(緩い繋がりというのがTwitterみたいだから私は勝手に付かず離れずの繋がりと呼んでいるけれども(語感が悪いけれども))
こんな理由によりいつも重宝していますので、今回のはてブ+で多々ある機能の中でも、この機能に対してだけ年に(3360円中の)2000円は払う価値があると思っています。あと2000円払うからモバイル版の方も同等の機能を付けて欲しい。


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それからついでに、モバイルからだと「お気に入り」の1ページに10タイトルしか表示されないのは、重くなるとかの理由で仕方がないのでしょうか。
地下鉄に乗っていて、ある駅で「お気に入り」ページを読み込んで、次の駅に着くまでの2分弱でそのページを見ていると、現在の10記事だと少なくて駅に着くまでに時間が余ってしまう、20記事だとちょうどいいと思うのですが、いかがなものでありましょうか。

2009年5月15日金曜日

ixenのボテン君とGREEのクリノッペの違い

  
(日本の育成ペットで今儲かってるっぽい2つ)


結論から

「ペットを長く利用させる/金を払わせる方法」が違う。

どういうこと?
課金事業に必要な要素を以下の3つに分解する。

「いかに大きい金額を払わせるか」(額)×「どれだけ長期間払わせるか」(期間)×「どれだけ多くの人に払わせるか」(人数)

この中でボテン君とクリノッペが決定的に違うのは、「どれだけ長期間払わせるか」(期間)に対する考え方、つまり「どのように長期間払わせるか」である。


ボテン君は前に引っ張ることによって、クリノッペは後ろに引っ張ることによって、長い期間使ってもらえる(払ってもらえる)ようにしている。

成長していくボテン君



ボテン君というゲームは以下の構造を持つ。

第1期(幼児期幼少期反抗期開花期晩年期)

第2期(幼児期→・・・)


第3期(幼児期→・・・)


・・・
→?

ボテン君は状態が前向きに変化(成長)する。最初に与えられるのは未熟で小さなサボテンで、それをいかに育てるか(いかに小まめに世話をするか、いかにアイテムを買うか)によって、次の状態が決まる。

加えて、状態より細かい段階として仕草の変化がある。

幼児期(仕草1→仕草2→・・・→)

幼少期(仕草→)

・・・

晩年期(仕草→)

仕草の変化をカメラに収めてかんさつ図鑑に保存することが出来る。

これが結構楽しいのだ。魚を図鑑に飾るのもいいですが、仕草を飾るというのはペット好きには面白い。
次の仕草を見たいがために毎日小まめに訪問する。そして早く成長させて次の状態(期)が見たいからアイテムを購入する。

つまり、状態を変化(成長)させることが、ボテン君というゲームを続ける基本的な動機となる。

これは、かつて大流行した「たまごっち」と全く同じ構造である。

ちなみに、たまごっちは以下の構造だった。

第1期「ベビーっち→こどもっち→アダルトっち→隠れたまごっち」

第2期「幼児期→反抗期→思春期→産卵期→老後」

どんな状態に変化するかを見るのを楽しみにしていた人も居るのではないでしょうか。
あたしのやつ世話しないでおいたらおやじっちになったんだけどマジウケルwwwww

劣化していくクリノッペ



クリノッペというゲームは以下の構造を持つ。

ミイラ←虫沸き腹減り完成形





クリノッペは最初に与えられた状態が完成形だ。それ以上、状態は前向きに変化しない。状態変化は後ろ向きにしかしない。
(ダンスを覚えれば動きは変化するが、状態は変化しない)

最初に無料で与えられた完成形を保つためには、サイトに毎日アクセスして、飴を与える、風呂に入れるという世話をしなければならない。

つまり、状態が変化(劣化)しないようにする、というのがクリノッペというゲームを続ける最も基本的な動機となる。

クリノッペ内では、「成長促進アイテム」が売られているが、これは名前の通り受け取るべきではない。繰り返すが、クリノッペの状態は前向きに変化しない(成長しない)のだ。

「成長促進アイテム」というのは、「出来るだけ長く劣化を食い止める」アイテムのことだ。だから、「成長促進」というよりは「アンチエイジング」の方が正しい。

この特徴によって違いが生じる金払いのタイミング

ボテン君は成長の節目節目で、クリノッペは週1のイベントで。
状態の進行によって変わるボテン君のアイテム類
ボテン君のショップに行くと、鉢・帽子・アクセサリー・栄養剤が買える。この商品類は、成長フェーズによって異なる品が用意されている。

例えば鉢の場合
幼児期にはヒヨコのおまる→反抗期には自転車→開花期には豪勢な鉢。

成長していくことによってサイト再訪頻度を上げているだけでなく、消費頻度も上げているということだ。

「一度アバターを着飾ったユーザーは、なかなか服を着替えさせない」という各社共通の悩みに対する一つの解でもある。
週に1度開かれるイベントでアイテム消費を促す
クリノッペでは、週に1度イベントが開かれる。エアロビ大会と大食い大会が隔週で。

例えば大食い大会の場合
参加賞を餌に参加を募る→生まれた時期の近いクリノッペ8匹が同じチームに入れられる→8匹の間での競争(勝つとご褒美)、加えて8匹の間での協力(8匹の食べた量の合計が一定値を超えると全員にご褒美)の機会が与えられる。

クリノッペでは、この週1イベントによって定期的なアイテム消費を促している。


どっちがいいのか

これはどちらがいいとは言い切れない。

成長・進化型のメリットデメリット、新規参入の場合

メリット
1、ペットそのものの容姿 と 2、その変化(物語)という2つで訴求できるのは良い。
デメリット
「変化(物語)」は飽きられる。それほどパターンもないでしょう。
参入について
こっちの型はまだプレイヤーが不足している。他にあったら教えてください。

今参入するならこっちかと。
たまごっち並のブームを引き起こすような「変化の面白さ(物語の面白さ)」を備えたペットゲームでモバイルゲーム市場を盛り上げて頂きたいものです。

非成長・非進化型のメリットデメリット、新規参入の場合

クリノッペは、私個人の趣味としては、クリノッペ単体での(容姿の)完成度がとても高いと思う。
メリット
クリノッペの容姿が好き、という人に対しては、定期的な幼稚園児コスプレ、動物被り物コスプレなどのアイテムの充実、毎週のイベントの更なる充実によって、長く利用・支払いをさせていくことが出来る。

変化(物語)に興味を持たせるより、ペットそのものに愛着を持たせた方が長持ちするでしょうから、これはいいところだ。
デメリット
とはいえ、クリノッペキモい、生理的嫌悪オウェという人にクリノッペを勧めることが出来ない、というのはクリノッペというゲーム最大の欠点だ。他の訴求要素がない。

また、クリノッペより圧倒的に容姿が受け入れられるペットが出てきた時が怖い。もっとも、私が調査した範囲ではクリノッペを脅かす完成度のモバイルペットは存在していない。
参入について
こっちの型に参入するには、強力なキャラクターが必要だ。
クリノッペの他にコンチも居るし、ぬるいビジュアルでは太刀打ち出来ないぜ!!!

2009年5月12日火曜日

中学生にiPhoneブームが到来する?

私の弟が通う東京のとある公立中学3年生100人について聞きました

ここ1ヶ月で4人がiPhoneに替えた!

そのうちここ1週間で替えたのが3人。

ドコモ→iPhoneが2人
ソフトバンク→iPhoneが2人

nano→iPhone(nano所持)が2人
nano→iPhone(nanoは友人に売却)が1人
iPodなし→iPhoneが1人

男子2人、女子2人。


替えた理由は、値段が下がったから。

男子2人は元モバゲーのヘビーユーザー!

超絶モバゲーにはまっていた子たちが、「モバゲーなんて要らなかったんだ!今はiPhoneだぜ!!」と自慢げとのこと。
まだ替えたばかりなので、iPhoneで何をしているというより、iPhoneそのものに興奮しているらしい。

ブームの気配!

iPhone所持者は羨望の的。知る限り10人くらいはすぐに買いそう。他校の友達でも同様の動き。ブームが来てる、とのこと。
とはいえ、家族全員ドコモ(au)、という理由で替えられないと嘆く人も多いとか。



※100人の様相
  • 携帯電話所持率8割(そのうちパケ放が7割)
  • au4割、ドコモ3.5割、ソフトバンク2.5割
  • iPod所持率8割
  • nano8割、Classic1割、Touch1割


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